目指せ社労士合格!受験ママの独り言ブログ

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プログラミング教育と相次ぐ新任教諭の退職を考える

こんにちは、アラサーまりなです。

 

昨日「新任教諭の退職相次ぐ」というニュースを目にしました。

今年4月から小学校で必修化されるプログラミング教育で、都道府県で準備状況にばらつきがあることが判明した。文部科学省が9日に発表した教育委員会対象の調査によると、埼玉県などは管内の市区町村教委の全ての小学校で教員が研修や模擬授業などを実施。一方、福島県などでは管内の2割以上の教委が「最低限必要な指導体制の基礎が整っていない」(文科省)とされ、1学期からのスタートに向け、黄色信号が点滅している。

 「もともとプログラミング教育に精通した職員がいない中で、4月からは英語や道徳の教科化が始まる。とても手が回らない」

 福島県会津美里町教委の担当者がこう打ち明ける。福島県では同町のほか、1割以上の教委が管内のすべての学校で模擬授業などを「実施していない、(今年3月末までに実施する)予定もない」と回答。一部の学校しか実施しない教委も合わせると、2割以上が準備不足の状況だ。

 このほか文科省の調査では神奈川、富山、島根の3県でも、管内の2割以上の教委が「最低限必要な指導体制の基礎が整っていない」水準であることが分かった。一方、すべての学校で教員1人以上が研修などを実施済みの都道府県は、茨城、埼玉、福井、和歌山などの7県にとどまった。

 文科省などはウェブサイト上で、具体的な指導事例や研修教材などを紹介しているほか、各教委の担当者を対象としたセミナーを開催するなど、準備を促す取り組みを進めているが、目指している「100%」には届かない状況だ。

 進捗状況が低調な都道府県について、担当者は「準備が進んでいる都道府県でも言えることだが、対応の速度について近隣自治体の進み具合を見て『横並び』で引きずられているのでは」と推測している。

 

プログラミング

 

長男が4月から小学生になるので「プログラミング教育が進まないと困るな~(;^ω^)」と一瞬思ってしまったのですが、太字にした部分

「もともとプログラミング教育に精通した職員がいない中で、4月からは英語や道徳の教科化が始まる。とても手が回らない」

ここに着目しなければいけないと感じました。

 

学校の先生に関しては、これまでにも「土日すら休みがない」「残業代もでない」「就業時間外の親への対応」など、教育現場の長時間労働が指摘されています。


さらに、最近見たニュースでは、新任の学校の先生が1年もたたずに依願退職するケースが増えているというもの。

昨年(2018年)データを文部科学省が調査をすると、全国で採用された公立小中高校、特別支援学校の教諭のうち431人が1年以内に依願退職をしていたそうです。

その数は前年度(2017年)比73人増となり、【1999年度以降で最多】でした。

依願退職された先生の退職理由は自己都合が299人で最も多く、病気を理由とした111人のうち104人が精神疾患を挙げたそうです。

 

 私も最近色々調べて分かったのですが小学校で導入するプログラミング教育というのは「プログラミング言語」を教えるのではなく、また、プログラミング言語という教科が新設されるわけでもありません。

既存の教科の中でプログラミングの基礎となるような「論理的に考える力」を教える時間を設けるのだそうです。

そして今の中学校のプログラミングはゲーム程度の授業という現実もあります。これを底上げするには、小学校からの教科化は必須です。

が!小学校でのプログラミング教育が成功した日には、中学生にプログラミングを教えられる教員なんて皆無なのではないでしょうか。

民間でプログラミング教育を行う業者はごまんとあるので、そういった外部リソースの活用も必要だと思います!

学生一人づつに1台の PC を提供するよりも、先にやることがあると思います。

将来の日本を、今の大人たちを背負う大事な宝物。
もっと実のある、もっとより良い教育を願うばかりです。